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あの伝説の巨獣が帰ってきた!62年の歳月を経て『ロード・オブ・ザ・リング』でアカデミー賞を総嘗めにした巨匠ピーター・ジャクソンがコングをスクリーンに甦らせた。その愛情の深さと大迫力に圧倒されよう!
■United Internatinal Pictures 2005年 新西蘭 米 製作・監督・脚本:ピーター・ジャクソン 主演:ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック ★★★ 序盤のあらすじ 1933年ニューヨーク。映画監督のカール(ジャック・ブラック)は世間を驚かせる冒険映画を撮るべく、脚本家のジャック(エイドリアン・ブロディ)らスタッフと共に航海に出た。辿り付いたのは幻といわれていた絶海の孤島スカル・アイランド。撮影を始めた彼らだったが、原住民に新人の主演女優アン(ナオミ・ワッツ)を攫われてしまい、島に住む超巨大な怪獣、キングコングの生贄にされてしまった。アンを助けるべく島の奥深くまで侵入するスタッフ達。そして彼らはそこで信じられない生物達を目の当たりにする! 感想みたいなもの コングがもうデカくて強くて凄いのさ!その迫力と意外なほどのスピード感に圧倒されたよ。まさか恐竜と戦ってくれるとは、それがあれほどまでのスーパーバトルとは。劇場で観た者にとってはかなりの衝撃であった。デカさで興奮したのは『ジュラシックパーク ストーリーは基本的にはオリジナル版を準えたもの。そこに皆が大好き只今『ナチョ・リブレ』が大絶賛公開中のジャック・ブラックや、『戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞を獲たエイドリアン・ブロディら演技派を起用して映画に更なる深みを加えてくれた。 己の名誉の為に身勝手に振舞うカールの生き様をジャックは好演♪野心家っぽくて男っぽい感じが出ていて実に良かったと思う。俺的にはブロディを完全に喰っていたと考えているのだがどうか。またナオミ・ワッツも実際の撮影現場では見えない存在であるコング相手にかなりの迫真の演技を披露してくれたと思う。CG主体の映画ってそういう部分では大変だよね。 だが主役はあくまでもコングだ。現代の最先端技術によって描かれたコングはとても表情が豊かで、ある意味では名演技である。そして密林で恐竜を相手に暴れまわり、大都会ニューヨークで走り回るその姿は雄雄しく力強い。だが彼が暴れるのにはきちんとした理由がある。それは一人の女を求めるが為、一人の女を守る為。こっちも実に男らしい理由なのだ。 本作はなんと188分と信じられないくらいに長い。本作を怪獣映画として捉えるのなら在り得ない長さである。だがその長さを一切感じさせないのは俳優達の上手さと脚本の巧みさであろう。人とコングの見せ場が、大冒険と人間劇が、良い感じに調合されており観る者を決して飽きさせない演出をしてくれていた。コング以外の見せ場の多さと充実さにびっくりしたし、そこもとても面白い!さすがはピーター・ジャクソンだ! 『キング・コング』の真の楽しみ方はコングに感情移入するところにあるらしい。まあ入れ込み過ぎて「コングが可哀相なので観に行かない」と言い放った友人の反応もどうかと思うのだが。私はあの怪獣に感情移入することは出来ず、どちらかといえばカール派なのだが、それでも十分に楽しめた。 監督のピーター・ジャクソンは33年の本家『キングコング』を観て映画監督を志したという。その時9歳だった彼の目にはコングはどう映っていたのだろうか。映画を通して彼のコングへの並々ならぬ愛情が伝わってきた気がして、きっと彼もコング派なんだろうなと思った。いやあ映画監督の愛情って凄まじいね。 迫力だけでなくストーリー的にも隙無く錬りこまれている本作はピーター監督のコングへの愛情たっぷりの入魂の一作です。しっかりした時間的余裕を持って是非とも一気にご観賞を。
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